おむすびを食べる頻度といったら、あなたはどの程度あるでしょうか?
ピクニックや運動会などのイベントごとがあるとき、これが最も多いのかなーと思います。
そうかと思えば、日常的におむすびを食べている人もいるでしょう。
さて、あなたの家のおむすびは、どんなおむすびですか?
ここでは、おいしいおむすびの作り方について考えてみたいと思います。
そのカギは3つ。
- 【1】おむすびの形状
- 【2】食べるタイミング
- 【3】保存方法
この記事では、3回に分けて美味しいおむすびの作り方をご紹介します!
まずは第一弾。
【1】おむすびの形状
それではまず、おむすびの形状から。
おむすびの形状としては、①三角型、②丸形、③俵型と、大きく3つの形状があります。
せっかくなので、それぞれの形状の特徴について触れてみたいと思います。
①三角型
最もポピュラーな形状ともいえる三角型、「ザ・おむすび」といったところでしょうか。
コンビニのおにぎりもほとんどが三角型ですね。
余談ですが、外国ではマンガを通して、この三角型おむすびが広く認識されているそうです。
天むすのように中の具材を見せつつおむすびとして成型できるというのも三角型の利点。
三角型のおむすびは三角の頂点の方に行くと具がないので、食べて居て少し寂しくなりますね。笑
遺跡の発掘でおむすびの化石が出てくるのですが、やはり三角型が多いようです。
おむすびの歴史については別項で触れますのでここでは省略しますが、古くから供物(くもつ)として神様に捧げられていたおむすび。
実はとても神秘的な食べ物なのかもしれませんね。
②丸型
地域によっては、おむすびといえば丸形、というところもあるようです。
昭和女子大学による『ブックレット 近代文化研究叢書3 おにぎりに関する研究』(2005年)によると、
丸型は東北地方・中部地方に多く、三角型は関東地方・九州地方に多いようです。
丸型では全体に海苔を巻くおむすびを「爆弾おむすび」と一部では呼んでいます。
丸型は中に色々な具を入れられる便利さがありますね。
から揚げを丸々1個入れたり、おむすびの中で3色ごはんにしてみたり。
少し汁気のある具でも、海苔で巻いてしまえばおむすびが崩れる心配はありません。
③俵型
この俵型おむすびは、元々は寄席などを観覧しながら幕間に食べやすいように作られた「幕ノ内弁当」がきっかけだったようです。
一口サイズのおむすびで箱に詰めやすいという利点から、今ではいろんなお弁当に入っていて全国的に見られるようになりました。
ご家庭のお弁当でも、比較的出番の多いおむすびではないでしょうか?
俵型は作った後に1個ずつふりかけを変えて掛けたりすることで、とても華やかなお弁当になりますね。
食べるシーンや容器、中に入れる具などによって、それに適したおむすびの形状を選んでみてはいかがでしょうか。