私のいつものおむすびは、丸型にむすんで全体を海苔で包む塩むすびです。
具はなし、本当に塩だけのおむすびを0.9合で2個作ります。
仕事で外出予定がなく職場で昼食を取る日には、基本的にお弁当は塩おむすびなのです。
ご飯は固めにするため通常の0.9倍ほどの水の量に、浸水時間15分で早炊きモード。
炊き上がるとすぐボールに移し、粗熱を取ったら温かいうちにおむすびにします。
塩は丸く成型してから、指でちょんちょんと周りにつけ、海苔を巻いたら手ぬぐいに包みます。
それが私の「いつものおむすび」です。
そこにフリーズドライのみそ汁(揚げなす)を追加。
朝ご飯を食べない1日2食、昼はおむすび2個、夜は一汁一菜。
これはライフスタイルとして定着した私のルーティン。
程よい固さのご飯とちょうどいい塩加減でパーフェクトなおむすびができたときは、途中でみそ汁を飲むことなく2個をペロッと食べてしまう。
お茶も一切飲まないのです。
個人的な推測として、体が欲する食事では「唾液の分泌量が多い」のではないかということ。
自分好みの塩むすびを食べるときは、唾液がよく出るなーと感じています。
少し水分が多くなって柔らかいご飯になったときは、不思議と唾液の量が少なく、みそ汁を挟まないと食べづらいのです。
人間の体って、ほんんとに不思議ですね!
ここからはマニアックな話・・・
私の場合、普段は粗食を意識しています。
外出のあるときや出張の際には、どうしても外食になります。
外食が続くと、どうもお腹が重くなってしまいます。
なぜ粗食を意識するかというと、これには訳があります。
まず孔子のことばの引用から。
「四十にして惑わず 五十にして天命を知る」というのは聞いたことあると思いますが、実はその先もあって、「七十にして 心の欲する所に従いて矩(のり)を踰(こ)えず」とあります。
簡単に訳すと、「70歳になると自分が行うすべての行動は道徳の規範から外れることはなくなる」ということだそうです。
自分の好きなように振舞っても、それが世の中のルールから逸脱することはない。
そんな自由人になるには、感度のよいセンサーが自動的に機能している必要があります。
そのための最重要ファクターが「食事」であると考えたのです。
食べ過ぎない、匂いの強いものを避ける、体に良いものを選ぶ・・・
そういった食事の積み重ねによって、感度の良い体を作り、自然と「矩を超えない」振る舞いができる人を目指しています。
そんなわけで、塩むすびはビジネスパーソンにとって「最良の昼食」と感じています。