私の定番「塩むすび」
私の定番おむすびは、白ご飯に気持ち多めのお塩を振った塩むすびです。
海苔は巻いたり巻かなかったり、その日の気分によってまちまち。
毎日2個のおむすびを持って出勤。
お弁当は荷物になるので(満員電車でちょっとでも荷物を減らしたい…)持っていくのはおむすびだけ。
ちょっとのおかず(もしくはデザート)を買って、毎日のランチタイムを過ごします。
お米が大好きなので、どんなに疲れていても美味しい白ご飯があれば一気にご機嫌に。
「日本人でよかった〜!」と心から思う瞬間です。
ちなみに、ズボラな私はラップを敷いた上に白ご飯を広げて、上から塩を振って、そのまま握ります。正味1分。手も汚れない。お弁当を作る時間がない…という人にもオススメです。
忘れられない祖母の味
気づけば私は子供の頃からお米・白ご飯が大好きでした。
こんなにお米が好きなのは祖母のお陰です。
農家だった祖母は、庭や近くの田んぼでお米、野菜、果物を作り、漬物、味噌なども全て手作り。時々送られてくるお米やお野菜が楽しみでした。
夏休みに祖母の家に遊びに行くと、おやつは庭で獲った真っ赤なトマトが定番。
農薬も肥料も使わないので、本当に美味しくて何個でも食べられちゃうのです。
祖母が愛情をかけた作物のお陰で、シンプルな塩むすびや、素材の旨みが詰まったお野菜が大好きになったんだと思います。
味覚は3歳までに
ことわざに「三つ子の魂百まで」とありますが、味覚の世界でも子供の頃に培われた味覚が一生影響するんだそう。
小さい頃から、素材の旨みや作物本来の味わいを知ることは、とても大切なんですね。
中学・高校時代には、友達と毎日ファーストフードやコンビニ食を食べていた私ですが、大人になるにつれ、やっぱり恋しくなるのは祖母の味…
美味しい食材に囲まれて過ごした子供時代は、本当に宝物なんだな〜と今になってしみじみと感じます。
ちなみに、味覚は「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「旨味」の5つですが、ある調査結果では「旨味」の感受性が低下している人は、低下していない人に比べBMI25以上(日本肥満学会が「肥満」と定義している数値)の人が有意に多かったそう。
「旨味」は、私たちの体にとても大切なんですね。
日々の生活に追われ食事が疎かになりがちな現代ですが、少しの工夫と意識で、素材の旨み・作物本来の味を感じる食生活を取り入れたいものです。